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高能率パイプケレン・曲り矯正機

TP-R型

毎分40mのケレン処理能力を有し、
さらにパイプの曲り矯正も同時に行います。

 

各部の機構

矯正装置

前後ロールで反力支持と直進性を維持し、矯正装置によりパイプ軸心を一定量偏心して揺動することで、パイプ全長にわたり真直化します。しかも、操作ボタン一つで偏心量を調整・制御できます。

フィードロール

四組のフィードロールは送り機能の他、ケレンとパイプ矯正パスラインの保持機能を兼ねています。

操作盤

使い易く操作ボタンを配置。安全操作の為のインターロックも備えております。

ケレン用回転ドラム

付着コンクリート等は、フィードロールにより押しつぶされ、その後、クラッシングギアの付いた回転ドラムの中心を通過することでケレンされます。

矯正方法

軟鋼に引張力をかけた場合、弾性限度以内では応力と歪は比例関係にあり、荷重を取り除けば歪も0になりますが、更に荷重を増していくと弾性域をこえて塑性域に入り、荷重をのぞいても歪は0とならず永久歪として残ることは一般に知られています。
本機の場合は、パイプは回転せず、軸方向に移動するのみで、力の作用点と反力点が連続的にパイプ円周上を移動すると共に、軸方向にも移動するので力はパイプの表面をらせん上に押してゆくことになります。しかも力は弾性限度以上になるよう偏心量をきめているので、矯正すべき部分も再び塑性域に入り、矯正装置の前後に、パイプを正しく一直線に保持すべく配置された4組のパイプ把持ローラーの間で正しく矯正が行われます。従って、パイプの曲りの方向及びパイプの挿入の向きに関係なく、矯正が出来ることになります。

ケレン方法

付着コンクリートはフィードロールにより押しつぶされ、その後、クラッシングギヤの付いた回転ドラムの中心を通過することにより綺麗に除去することが出来ます。フィードロールとクラッシングギヤのケレン効果により樹脂系(レシン及びボンタイル)の除去についても可能となりました。

画像ギャラリー

動画/仕様


 
仕様

 

型式 TP-R型
対象パイプ 径×厚 φ48.6×2.4mm
長さ ケレン/1m以上・矯正/2m以上
電動機 矯正用 2.2kw-200/220V
ケレン用 2.2kw-200/220V
送給用 5.5kw-200/220V
処理速度 標準40m/mm
外型寸法(L×W×H)(mm) 3740×880×1305(カバー共)
総重量 2500kg
パスライン 870(パイプ中心高さ)
特記 リベット加工品通過可能
矯正力変換機能付

※改良の為、予告なく変更する事があります。
※機械処理能力は機械そのものの実動能力です。ハンドリングやその他の工程時間は含まれておりません。

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